学校看護師とは？養護教諭と何が違う？現役看護師が徹底解説

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学校看護師は小学校・中学校・特別支援学校などに通う医療的ケアを必要とする子どもたちの対応をするお仕事です。

具体的には淡吸引や経管栄養の処置などをするのが主な業務。養護教諭とは別物です。

この記事ではまだあまり知られていない学校看護師について、どこよりも詳しく解説していきます。

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学校看護師とは

学校看護師は小学校・中学校・特別支援学校などに通う医療的ケア児の対応をするお仕事です。

具体的には、脳性麻痺や肢体不自由などの重症心身障害児の対応をします。

学校にもよりますが、看護師が行う医療的ケアの内容はあらかじめ主治医から指示が出ていることが多いです。

指示書に従って決まった時間に決まった医療ケアをしていくのがメインの仕事なので、比較的負担の少ない仕事といえます。

学校看護師の仕事内容

学校によって違いがありますが、学校看護師の主な仕事内容を紹介します。

痰吸引

気管切開をしている子どもの痰吸引をします。

呼ばれてその子の教室まで吸引しに行くこともあるし、学校看護師が待機している部屋にやってきた子どもの淡吸引をするだけでOKのこともあります。

経管栄養・鼻注

経管栄養や鼻注などで栄養摂取をしている子どもの対応をします。

あらかじめ主治医から出ている指示に従って処置をしていきます。

導尿

導尿が必要な子どもの対応も看護師の仕事。

下校前など忙しい時間帯だと少しバタつくこともあります。

てんかんや病気の発作の対応

てんかんやその他の病気による発作時の対応も看護師の仕事の一つです。

バイタルなどをチェックして、必要に応じて座薬を入れたり救急車を呼んだりします。

遠足や校外学習への同行

医療的ケアが必要な子どもが郊外に出る時は一緒に同行します。

その他困った時の対応

その他、突発的に起きる困ったことの対応をお願いされることもあります。

例えば、

• 胃ろうのバルーンが外れた！
• 気管切開のカニューレが外れた！
• 食物アレルギーでアナフィラキシーになった！

などなど…。

頻繁に起こる訳ではないですが、医療的ケア関係で困ったことが起きた時は学校看護師に声がかかります。

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学校看護師と養護教諭の違いを徹底解説

	学校看護師	養護教諭
常勤／非常勤	非常勤	常勤
仕事内容	医療ケア児の対応	保健室の先生
なる方法	求人に応募する	教員採用試験を受ける
必要な資格	看護師・准看護師	養護教諭免許

似ているようで全然違う学校看護師と養護教諭。

それぞれ何が違うのか項目ごとに解説します。

働き方の違い

学校看護師は基本的に子どもたちが学校にいる間だけ勤務します。

特別支援学校の場合は15：00頃まで、小学校や中学校の場合は16：00頃までの勤務が多いので、非常勤職員（パート）の扱いになります。

それに対して、養護教諭はフルタイム勤務。常勤職員という扱いのことが多いです。

仕事内容の違い

学校看護師が医療ケア児の対応をするのに対して、養護教諭は学校の児童生徒全体の保健指導を行います。

なる方法の違い

学校看護師は各教育委員会が出している求人に応募して採用されればOK。

比較的簡単になることができます。

それに対して養護教諭は教員採用試験を受けて合格する必要があり、狭き門と言えます。

必要な資格の違い

学校看護師になるには看護師資格、または准看護師資格が必要です。

それに対して養護教諭になるには、養護教諭免許状が必要です。

一般的に短大で養護教諭２種免許状、４年制大学で養護教諭１種免許状、大学院で養護教諭専修免許場が取得できます。

学校看護師の給料について

学校看護師の給料は正直言ってあまりよくありません。

理由は非常勤職員（パート）で勤務時間が短いから。

地域によって異なりますが、一般的に学校看護師の時給は1,200～1,500円程度。

１日５時間、月に20日勤務したとして12万～15万円程度です。

ただし夏休みなどの長期休みは仕事がないので基本的にお休みになります。

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保育園看護師とは

保育園看護師は「保健室の先生」と「保育士」を足して割ったようなお仕事。

保育園で勤務している８時間のうち、1～2時間ぐらいが保健業務の時間で、あとの6時間ぐらいは保育をする感じです。

保育園看護師についてもっと詳しく知りたいならこの記事↓

保育園看護師の仕事内容

保育園看護師の仕事内容はざっくりこんな感じ↓

• 保育補助
• 子どもの健康管理や保健指導
• 体調不良やケガの子どもの対応
• 職員への保健指導
• 保護者への保健指導や健康相談

保育園看護師の給料

保育園看護師の平均は常勤で35万円前後（ボーナス込み）。

内閣府の令和元年度「幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査」によると、私立保育所に勤める常勤の看護師の平均月額給与は約340万円（ボーナス込み）。

また、公立保育所に勤める常勤看護師の平均月額給与は39万円（ボーナス込み）となってました。

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学校看護師は医療的ケア児の対応がメイン！
養護教諭っぽい仕事をしたいなら保育園看護師がおすすめ

学校看護師は学校に通っている医療ケア児のケアをするのがメインのお仕事。

病棟看護師に比べて精神的な負担や求められることが少ないですが、非常勤なのでしっかり稼ぎたい人にはあまりお勧めではありません。

子どもたちとたくさんふれあいたい人や、常勤職員としてガッツリ稼ぎたい人には保育園看護師の方がおすすめ。

• 土日祝は休み
• 夜勤も残業もなし
• 医療行為は原則行わない
• お給料はしっかりある

このようにかなりメリットの大きい仕事です。

自分の時間をより重視したい看護師さんは、ぜひ保育園看護師への転職を検討してみてください。

ぜひぜひ一緒に保育園看護師になりましょうね！

待ってます～♪