男性看護師は気持ち悪い？ナース歴十数年の僕の実体験と乗り越えた方法

この記事にはプロモーションが含まれます

看護師って「女の園」ですよね。

そこへ、ナースマン登場！

キャーかっこいい！頼りになるぅ！モテてモテてウハウハ（古い）

…とはならないのが、看護業界のせちがらいところです。

「男だから」と思っていると大変な目にあいます。

悲しい現実ですが、職場や科によっては男性看護師は気持ち悪がられたり差別的な扱いを受けたりしてしまうことがあるんです。

この記事では男性看護師として働く僕の実体験や、患者さんのリアルな声を元に、

• 本当に男性看護師が気持ち悪いと思われているのか
• 男性看護師が気持ち悪いと思われないための対策

などについて紹介していきます。

気持ち悪い？男性看護師の僕の実体験

僕は新卒で急性期の総合病院に就職しました。

正直そこでは辛い体験ばかり。

同僚からは疎まれ、上司には叱られてばかり、患者さんからは男だという理由で拒否され…。

男性看護師という理由で患者さんに拒否される

患者さんのなかには「看護師さんはもれなく女の人」という先入観をもっている人がいます。

男性看護師として挨拶すると、驚かれる患者さんがいまだにいます。

清拭や清潔ケアにはいろうとしたら「男はいや！」と拒否されたこともあります。

科によっては何もできない

配属される科によっては、男性看護師はなんにもできません。

婦人科・産婦人科は女性のプライベートゾーンを看る科です。

医師でさえも「女医さんがいい」と指定されるんですから、看護師だったらなおさら拒否ですよね…

上司や同僚からうとまれる

人や場所によるのかもしれませんが、上司や同僚からの視線が冷たかったです。

男性看護師がある程度いる職場だったら扱いが慣れています。

でも男性看護師が少ない職場だと、どうやって扱ったらいいのかわからないようです。

男性看護師は気持ち悪い？一般の人のリアルな声

初めて勤めた急性期病棟では男性看護師としてかなり辛い思いをした僕。

では、一般の患者さんたちは男性看護師に対してどう思っているのでしょうか。

アンケートの結果を紹介します。

清潔感のない男性看護師が気持ち悪い

紳士的な看護師さんなら大丈夫だけど、女性より威圧感があるので説明の仕方や言葉遣いがかなり丁寧じゃないと印象が悪くなる。また、看護師さんには体の処置をされたりと距離感が近いので、髪型や身だしなみに清潔感は必要だなと感じる。不潔な雰囲気の看護師さんに処置をされるのはさすがに気持ち悪い。
（29歳・男性）

男性看護師には人並み以上に清潔感と物腰の柔らかさが必要！

そうしないと女性社会の中で孤立してしまうし、患者さんにも警戒心を与えてしまうからです。

男性看護師に排泄介助をされるのが嫌だった

脳出血で倒れて入院した時のことです。その病棟には男性看護師さんがたくさんおられました。みなさん良い方でリハビリが上手くできない時も、心身共に落ち込んでいた時も、励ましの言葉をかけてくれて勇気づけられました。
しかし、トイレの時に若い男性看護師さんに下半身を見せなくてはいけないのがものすごく嫌で苦痛でした。でもお仕事だし、私もいつまでも嫌がるのも失礼だからと、一大決心をしてトイレ介助をしてもらったのを思い出します。
（57歳・女性）

これはわかる気がしますが…。でも男性医師ならOKなのに男性看護師はNGという人が多くて、それはちょっと腑に落ちない。

できる範囲で同性看護できるように配慮はしているけど、人手が足りなくてどうしようもない時に看護を拒否されるとこちらとしても辛いです。

高圧的な男性看護師に嫌悪感

内科を受診した際、医師という立場にないのに勝手に判断し、過敏性腸症候群について私の甘えであると言い切った男性看護師さんがいました。
過敏性腸症候群の私に対して、気のせいであるとか甘えであると言い出して、なぜか私が責められるということがありました。それ以来男性の看護師さんについてはあまり良く思ってないです。
（36歳・男）

これは男性看護師以前に、その人の性格上の問題です（汗）。

こんな看護師に当たってしまった患者さんは本当に不運でしたね。

ただ、男性看護師はただでさえ威圧感を与えやすいので、言葉使いや態度には本当に気を付けないといけませんよね。

男性看護師が気持ち悪いと思われないための対策５選

男性看護師のみなさん！「キモッ」と思われないように、今すぐに対策をしましょう！

白衣やナースシューズはいつもキレイに

見た目の清潔感はとっっっってもたいせつです。

白衣・ナースシューズの汚れは「男らしい」ではなく、「不潔」になります。

きれいにできるところは、きれいにしておきましょう。

ムダ毛や体臭に気を付ける

ムダ毛も「男らし…」くはないんです。

「キモッ」と言われてしまう前に、処理しておきましょう。

体臭なんてもってのほかです。

さわやかな笑顔で

笑顔はさわやかに。

決して「モテたい」「同僚は今日も可愛いな」とか思ってはいけません。

下心は笑顔の裏に出ますよ。

看護師は「もの言わぬ人の観察をする」職業ですからね。怖い怖い。

力仕事は率先してする

これは！男性看護師の腕のみせどころです。

移動介助の時に、男性がいると助かる！と何度いわれたことか！

「移動する」と聞いたら、真っ先にかけつけましょう。

男性看護師向けの職場に転職する

もし今の職場で男性看護師だからという理由で差別的な扱いを受けているとしたら、転職も視野に入れてみましょう。

どんな理由があるにせよ、仲間をいじめたりのけ者にするような人間関係の職場はろくなものではありません。

看護業界はあなたが想像するよりももっと広いです。

男性看護師を歓迎している職場はたくさんありますよ。

男性看護師におすすめの職場はたくさんある

実は、男性看護師を必要としている職場はたくさんあります。

以下でその一例を紹介します。

男性向け美容クリニック

男性専用の脱毛クリニックや薄毛治療のクリニックでは男性看護師が重宝されます。

男性のデリケートゾーンの脱毛処置なんて、まさに男性にうってつけの仕事！

また、体の悩みを取り扱う仕事なので、男性看護師の方が相談しやすいというメリットがあります。

精神科（暴れてしまう人がいる）

精神科でも男性看護師が大活躍します。

なぜなら精神科の急性期は自分はおかしくない！と暴れる人もいるからです。

認知症や知的障害の患者さんがパニックになって暴れてしまうこともあります。

実際に取っ組み合いにならなくても、その場に男性看護師がいるだけで静かになる患者さんは結構多いので頼りにされることが多いです。

整形外科（高齢者が多い）

整形外科も男性におすすめの診療科です。

ご高齢者が多いし、男手が頼りにされる移動介助も多いです。

若い男性患者さんが女性看護師にハラスメント行為をした時の交代要員としても重宝されます。

小児科病棟（思春期の男の子がいる）

思春期だと異性には自分のからだの変化や症状をなかなか言えないものです。

でも同性の看護師だと話しやすいことがあるので、男児患者さんには男性看護師が担当することが多いです。

泌尿器科（EDや前立腺を扱う）

泌尿器はを受診する男性は多いです。

プライベートゾーンをあつかう科なので、同性の看護師がいると安心してもらえます。

また、性に関するデリケートな悩みを抱えている患者さんが多いので、男性看護師の方が情報の聞き取りをしたり相談にのったりしやすい特性があります。

↓男性看護師向けの職場を探すなら↓

今の職場がつらいなら男性看護師向けの職場にも目をむけてみよう

先ほど紹介したように、男性看護師むけの職場は意外と多いです。

でもちょっと待って！

ここで重要なのはこれらの仕事が自分に向いていて、かつ職場の雰囲気が良いかどうか。

人によって得意不得意は違うし、同じ科でも病院によって働きやすさに違いがあります。

• 男性看護師の需要がある
• 自分に向いている
• 働きやすい職場

この３つの条件を兼ね備えた職場を見つけること。

そんな都合の良い職場見つけられるの？

と不安なあなた、ご安心ください！

僕が実際に行った転職を成功させるための道筋を以下で説明します。

転職エージェントへの登録は必須

え？いきなり転職サイト？？

とお思いのそこのあなた！
最近の転職サイトはスゴイですよ～！

• 専属アドバイザーが自分にあった求人を探してきてくれる
• ハローワークや広告求人にはでない好条件求人あり
• 履歴書の添削や面接のアドバイスもしてくれる

しかも完全無料で利用できるとあれば使わないのはもったいなさすぎる！

気になった求人はアドバイザーからその職場のリアルな時間外勤務や人間関係、上司がどんな人かなどについて話を聞くことができます。

転職を成功させるための自己分析をしよう

これは男性看護師に限らず、転職を成功させるためには以下の５つのポイントが大切です。

もちろん自分でこれらの課題に取りくむのも良いですが、実はこれ、転職サイトに登録するだけでクリアできてしまう部分が多いんです。

また、転職の情報を集めるのも自分一人だとかなり大変。

仕事しながらだと時間もないし絶対無理…。でも転職サイトの人たちはそれが本業だから、必要な情報が自動的にどんどん集まってくる！

しかもこれで利用料金は完全無料なので使わない理由はないですよね。

≫アドバイザーと一緒に自己分析をしてみる

希望の条件を伝えて求人を探してもらう

自己分析ができたらさっそく求人探しです。

これも忙しい仕事の合間やせっかくの休日を無駄に使う必要はありません。

なぜなら全部転職エージェントの人がやってくれるから。

あなたがするのは希望の職場の条件を伝えるだけ！

実際に僕が伝えた希望はこんな感じ。

『こんなことまで言わんでええかな～？』と思うこともすべて伝えるほうが、

• あなたが本当は次の就職先に何を求めているのか
• 転職において何を重視しているのか

を担当アドバイザーが一緒に考えてくれるのでおすすめですよ。

いざ、転職活動！履歴書作成や面接対策も相談できる

応募する求人が決まったら、履歴書を作って面接のイメージトレーニングをしましょう。

でも学校を卒業するときの就活以来だし、やりかたがわからない…

そんな人も転職エージェントに登録していたら安心！

アドバイザーがわかりやすく丁寧に、受かるための履歴書の作りかたや面接対策を教えてくれます。

転職エージェントの人は、その道のプロなので心配する必要はなにもなし。

転職対策の本を買うよりも、アドバイザーさんに聞いたほうが確実です。

男性看護師は気持ち悪いなんて言わせない！自分にあう職場で働こう

看護業界はまだまだ女性がほとんどです。世間の人たちも「看護師と言えば女性」と思ってます。

そこへ乗り込んでいくのですから、多少の向かい風はあります。

科によってはできないことがあったり、患者さんから気持ち悪いと拒否されたり、同僚からうとまれたり…

どんな理由があるにせよ、差別的な対応を許容する必要はありません。

人として大切にされない職場に居続けると、僕のように心身を壊してしまうリスクがあります。

男性看護師を求めている職場はたくさんある！

今の職場が辛いのなら転職を視野に入れて動き始めましょう。