男性看護師の割合・悩み・給料について考える【憧れの職業】

子どものなりたい職業を保育園の子ども達に聞いてみると、だいたい、男の子だと、サッカー選手とか、消防士とか多いです。

女の子は、保育士さんとか、看護師さんとか、ケーキ屋さんとかが多いです。

最近は、ユーチューバーとかになりたい子もいて、やっぱり、女の子のなりたい職業には、看護師になりたいって言うのが多いです。

でも、男の子で看護師になりたいって子は、10数年勤めてきましたが、いませんでしたね。

そんな、不人気の男性看護師ですが、近い将来子ども達に「男性看護師になりたい」と言ってもらえるよう、男性看護師の魅力について書いてみたいと思います。

目次

男性看護師ってどのくらいの割合でいるの?

看護師といえば、子ども達に聞いた結果のように、女性の仕事というイメージが強い職業なんですが、2002年の法改正により男女の区別なく「看護師」と呼ばれるようになりました。

僕はこの年に免許を取ったので看護師1号です。

不況による厳しい雇用環境が続く中で、安定した職業として看護職を希望する男子が増えつつあります。

子どもには不人気ですが、高校卒業する頃には、選択肢に入れてくれる男の子もいてて、若干安心です。

とはいえ、割合はまだまだ全体の約8%前後。僕の学生時代は120人中、12人が男子でしたので、昔よりは増えているのかなと思ったりもします。

今後の展望に未知数の多い男性看護師という職業ですが、メリットやデメリットからその将来像を僕なりに考えてみました。

女子アナのように「男性看護師」って言葉に違和感持たれる方もいらっしゃるかも知れませんが、僕は本物の男性看護師なので、この言葉を使うこと、許してください。

男性看護師の恋愛事情

男性看護師はモテるというお話がありますが、その真偽についてお話したいと思います。

高校時代は地味でモテなかった人が看護学校ではとてもモテていた

それほど格好良くなくても必ず彼女ができる

職場では女性看護師に大モテで結婚相手は選びたい放題

など、ほんまかいと思える噂もある男性看護師という職業ですが、現実はどうなのかお答えします!

男性看護師が勤めることの多い病院や施設では女性が圧倒的に多いですから、男ばかりの職場にいるよりはもちろん出会いの確率は高いです。

でも、モテるモテないは、確実に本人次第です。

職場で恋愛してる人もまぁ多く見受けられます。

女性看護師が目を向けるのは、男性看護師より、理学療法士さんや、作業療法士さん、放射線技師さんといったような、看護師では無い医療関係者の方とお付き合いされてる方が多かったですね。

ちなみに、男性看護師と女性看護師が結婚するのは、同じ看護師同士では、お互い仕事の内容を知りすぎていて、ムリっぽいような気がします。

でも、あくまで個人的意見で、看護師同士結婚している方々もいます。

とは言うものの、出会いのチャンスには恵まれており、他の職種より一歩リードといったところぐらいですかね。

もちろん、ドクターともお付き合いされてる方も、もちろんいらっしゃいますよ。
が、結婚したって話はあんまり聞いたことが…。
なんでですかね??

しかし、いくら出会いが多いといっても、恋愛関係が公になってしまったり、倫理に反することをすれば職場での立場は確実に悪くなります。

女性の多い職場ですから噂が広まるスピードが半端ないです!

職場環境上、男性看護師はどうしても目立ちます。モテると勘違いされてしまいがちですが、うっかり自分自身が勘違いすると職場で勘違い男の烙印を押され大変なことになるかもしれません…。

また、女性看護師にはしっかりした方が多く、一度仕事ができないという評価を下されると全く相手にされません。この点に関しては、一般企業でも同じ事が言えるかも知れないですね。

男性看護師の就職・求人について

よく聞かれるのが就職なんですが、最近は男性も活躍できる職種として定着してきた看護職。
近年は、求人も非常に増え、これほどの不況でも完全な売り手市場となっています。

特に、大学病院や総合病院では積極的に採用しているという事実もあり、僕の学生時代の友人も、みんな大きな仕事を任されています。

僕が就職した就職氷河期と呼ばれた時代も、就職率は100%以上でした!

女性看護師と違って、出産・育児休暇をとる必要がないため、採用側から安定した労働力として期待され、また、力仕事の必要な場面においては女性看護師からも歓迎されるようです。

以前は、精神科病棟や手術室、ICUといった診療科に配属されることがほとんどでしたが、最近では産婦人科以外のさまざまな科に活躍の場が広がっています。

友達の中にはドクターヘリに帯同する看護師してて、クソカッコいいとか憧れたり、救急の最前線で働いてて、これまたクソカッコいいって思ったりしますが、本当に、僕が看護師免許取った頃よりは、本当に活躍の場が多岐に渡ってると思います。

世間では正社員になれない若い男性が増えているといいますが、男性の看護職に限っては、全く逆です。

景気に左右されず、働く側がより好条件、厚待遇の職場を選べ、転職の際もマイナスはなく、積極的に転職活動を行っても全く問題ありません。

なので、男性看護師は時代に合った賢明な職業選択の一つと言えるのではないかなと、自分の選んだ職業をちょっと誇りに思ったりします。

でも、看護師といえば女性の職業という偏見が一部には残っていて、依然として患者さんの中には男性看護師を敬遠する人ももちろんいます。

女性患者が、男性看護師に入浴や排泄のケアをされるのを嫌がるのは仕方がないです。しかしその反面、男性患者からは同性同士で気兼ねないと喜ばれていることも事実です。

今後、男性看護師がもっと増えれば偏見もなくなり、女性患者も男性医師の診察を受けるような感覚で、男性看護師に看護を受けるのが普通になってくるのではないでしょうか。
いや、そうなってくれることを切に願ってます!

男性看護師の給料について(儲かるのか?)

あと、気になるところで言えば、給料の話ですが、女性の職業としては断トツの高収入を誇る看護職ですが、これが男性ともなると実はそれほど年収は高くないんです。

数字だけで見ると、平均で460万円前後と、意外にも一般企業に勤める男性の平均年収を少し上回る程度です。

一家を支える男性の年収として、また仕事内容が身体的にも精神的にもハードであることも考えると、残念ながら低いという印象をもたれるかもしれません。

でも、これは、男性看護師の人数自体が少ないこと、新しい職種でもないですが、そんなに世の中的には浸透していない職業であり、一般サラリーマンより平均年齢が低い上、平均勤続年数も短く、管理職など責任ある立場にある人が少ないことなどが数字に反映されているからだと僕は思います。

今後男性看護師の数が増え、年数を積み重ねていけば管理職への道も開け、平均年収もさらにアップしていくことが予想されます。

ちなみに、20年近く看護師として僕のお給料は、先ほど書いた平均値を余裕で越えていますので、がんばって働けば、同い年のサラリーマンにはだいたい勝てます。

少数派である男性看護師は、女性関係以前に、職場では良くも悪くも注目される存在であることは確かだと、肌身で感じています。

女性の多い職場環境に飛び込む苦労は確かに否めないと思いますが、いずれ看護師の男女比率が半々くらいになる日がやってくるかもしれません。

いや、ならんにしても、8%が、10%とか、12%になってくれるだけでも、喜ばしいことです!

男性看護師のまとめ

リーマンショックのような金融危機が起ころうとも、どれほど円高になろうとも看護師なら安心です。

いきなりのリストラで路頭に迷うこともありません。

医療現場で看護師不在はあり得ませんから、未来永劫、患者さんのいる限り将来性のある職業であることは間違いなしだと思います。

男性看護師はまだいいんですが、男性保育士も、男性看護師のように、そこそこ給料がもらえればいいのですが、まだまだ、福祉職の給料は低水準と言える今日この頃です。その辺が、医療関係と違いまだまだ課題ですね。

少なくとも、保育士も、民間保育所で、家族を養えるくらい給料があると嬉しいなと思っております。

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